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GOLD 1話

公式
天海さんらしく、テンポのよい会話で見ていて楽なドラマでした。しかし、子供たち、特に長男・次男は演技が硬くて、彼らがからむとグッとテンポが悪くなる感じがしました。「親に縛られている」という状況に上手くリンクして、演技の硬さを活かせるといいのですが、そこまでは行ってなかったですね。
4男の少年は、いかにも野島さん好みの子って感じ。彼の直感できまった秘書・長澤さん。「鈍いんだけど賢い」という役どころで、テンポよく合わせるのではなく、「始めは必死に合わせてる→だんだんと呼吸が分かってくる」という変化を割としっかり演技していて、やはりアイドル女優としては中堅になりつつある人だなと関心しました。
そもそも、水泳選手や陸上選手を育てるための血が「グレコローマン」ってのが???で、おそらくは好きで結婚したんでしょう。そして「金メダルをとっても、その後の人生はふらふら」の例としての父親があるってことが、子供たちにどのような影響を見せていくのか。この辺は、野島さんらしい「人生の実験をドラマでやってみる」ための装置や舞台背景は出来ているなと感じました。
水泳、陸上、飛び込みのコーチを全部やってる反町とか、設定に無理があるので、競技をする上での親子・コーチとの葛藤とか、技術的な壁をどうやって乗り越えていくのかなどと言うことは、あまりテーマにならないのかもしれません。
「勝者が敗者を労わるのは良いが、戦場にも出てこない奴はダメ」という言葉は、他人の作ったものをみて、あーだこーだ好き勝手をいってるこのようなブログをやってるものには耳が痛い面もあります。が、「戦う姿の美しさ」を見せてくれれば、もろ手を挙げて誉めたたえさせていただきますので、気合い入れて面白いもの作ってくださいね!!期待してますよ!!


あらすじ(公式から)
早乙女悠里(天海祐希)は、都内でスポーツジムやエステ事業を展開するYSコーポレーションの社長。カリスマ美容研究家としてマスコミからも引っ張りだこの悠里は、子どもの教育に関する著書も出版し、その独特の教育論で注目を浴びていた。著書の中で悠里は、子どもには小学校6年生までにベースメイクとして礼儀や我慢強さを徹底的に教え込む必要性を説き、そうして育った心も体も美しい子をビーチャイ=ビューティフルチャイルドと呼ぶと、反対に現代社会にはびこる心の貧しい子どもをプアチャイルドと呼んで大きな論争を巻き起こしていた。

そんな悠里が、人生のすべてを捧げて取り組んでいるのが、オリンピックの金メダリストを育てることだった。悠里には、競泳のオリンピック代表選手で、金メダル確実と言われながら本番直前に事故で他界した兄・修一(水上剣星)がいた。最愛の兄の夢をかなえるため、悠里は、ソウルオリンピックのレスリングで金メダルを獲った明石辰也(寺島進)と結婚した。それは、自分に欠けていた筋力と持久力を補う、優秀な遺伝子を手に入れるためだった。悠里は、そうして生まれた子をビーチャイに教育し、長男の洸(松坂桃李)は競泳、次男の廉(矢野聖人)は陸上、長女の晶(武井咲)は高飛び込みで、それぞれロンドンオリンピックの代表候補選手にまで育て上げていた。

洸たちのトレーナーで、YSコーポレーションのジム総責任者でもある蓮見丈治(反町隆史)は、そんな悠里の一番の理解者だ。丈治は、かつて修一と日本代表の座を争うほどの競泳選手で、事故死した修一に代わってオリンピックにも出場していた。孤児だった丈治は、その才能を悠里の父・惣一(夏八木勲)に見出され、修一や悠里と兄弟同然に育てられた人物でもあった。

ある日、悠里は、新しい秘書の面接を行う。そこにやってきたのは、失恋をきっかけに、自立した女性になろうと決意して応募してきた新倉リカ(長澤まさみ)だった。高学歴の応募者が多数いる中、何故か合格したのはリカだった。それは、採用試験の際に、体が弱いために小学校にも行っていないという悠里の三男・朋(大江駿輔)に気に入られたからだった。

合格を喜んだのもつかの間、リカは、今日中に会社の寮に引っ越すよう悠里から指示される。寮の隣室には、悠里と別居中している辰也が暮らしていた。

あくる日、悠里は、丈治やエステ部門の責任者である相馬幸恵(賀来千香子)をリカに紹介する。悠里の言動に翻弄されながら、必死に秘書の仕事に取り組むリカ。そんな折、悠里は、リカにあることを命じた。それは、スランプなのか、思うようにタイムが上がっていなかった長男の洸に、1秒縮められたらキスをしてあげると約束しろ、というものだった…。
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| GOLD | 18:34 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP

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素直になれなくて hard to say Ilove you 1話

公式

いかにもフジテレビらしい恋愛ドラマって感じですね。映像といい会話といい、ちょっと古い感じはあるかな~。まあ、北川脚本だよね。小道具をどんなに今っぽくしても、古臭さは変わらないな。

脇キャラに重めのトラウマがてんこもり。この手のグループでは「裏ではすごいストレス抱えたオチャラケキャラ」ってのが定番だけど、それが韓国人のジェジュンってひとなのかな?文化が違うからちょっとずれたことする感じが、話を転がす役目になってくる感じ。歌手だからか、演技はアレだけど発音は比較的聞きやすいっすね。
エイタも上野さんもいつものキャラだし、二人の会話のリズムなんかも「何度も見た」感じがあって、恋愛初期のドキドキ感とかが共有出来ない感じはあるかな~。



あらすじ(公式から)
ナカジ(瑛太)とハル(上野樹里)は、ツイッターを通して知り合った。ナカジこと中島圭介は、戦場カメラマンだった父・亮介(吉川晃司)に憧れて同じ道を歩もうとしていた。が、駆け出しゆえに、いまはまだ成人雑誌のグラビア撮影やアシスタントの仕事をしながら生計を立てていた。ハルこと水野月子は、私立高校の非常勤講師。なかなか素直になれないタイプのハルは、いままで男性と付き合った経験もなかった。

ツイッターでのやり取りを通じてナカジに好感を抱いていたハルは、初めて彼に会う機会を得る。何人かのフォロワーとともに、渋谷で会うことになったのだ。ひとりでは不安だったハルは、高校時代からの親友で、子ども服店で働いている西村光(関めぐみ)に頼みこんで一緒に行く約束を取り付ける。

約束の店を訪れたハルと光は、そこでドクターことパク・ソンス(ジェジュン)、リンダこと市原薫(玉山鉄二)と出会う。ドクターは、韓国からやってきて日本の大学に入り、医師になったのだという。リンダは、雑誌の編集者だった。光は、そんなふたりにキャビンアテンダントをしている、と嘘をつく。

ほどなく、店にナカジがやってくる。その顔を見たハルは驚いた。昼間、カフェでハルがコーヒーを倒してしまい、ズボンを汚してしまった相手がナカジだったのだ。その際、慌ててズボンを拭こうとしたハルは、ナカジからチカン呼ばわりされていた。

気まずいまま何となく盛り上がれないでいるナカジ、ハルとは対照的に、ドクター、光、リンダは、2次会に行こうと盛り上がる。ナカジとハルは、ともに2次会をパスして帰ることにした。が、実はふたりは同じ駅を利用する、近所同士だった。

ドクター、光、リンダはカラオケ店に入った。そのとき、ドクターの携帯電話が鳴った。担当患者が急変したから病院に戻る、というドクター。残された光は、リンダをホテルに誘った。

電車を降りたハルは、ナカジに別れを告げてコンビニに立ち寄る。ナカジは、ハルを家まで送り届けるため、外で待っていた。ハルは、そんなナカジに、チカン呼ばわりしたことを謝ってほしいと言い出す。さらにハルは、汚してしまったズボンをクリーニングして返す、といってナカジの持っていた紙袋を取ろうとした。だが、引っ張り合いになった拍子に転んでしまい、足を擦りむいてしまうハル。ナカジは、ハルをアパートに連れて行き、手当てをした。そのときナカジは、ハルのふとした表情に心惹かれ…。
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| 素直になれなくて | 18:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP

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不毛地帯 20(最終)話

終わりました~。
最後は大門社長と鮫島が持って行った感じですね。

やはり、壱岐と言う人物の深みが出しきれなかった感じがありますね。商売における細かい戦略や計算が細かく書かれなかったからかな~。なんか、紅子が助けてくれた時は上手くいくみたいな展開が多かったし、優秀に見えなかったのがな~。
そもそも、唐沢さんは汚れることで魅力の出る役者さんじゃない+脚本家はキャラクタの佇まいを行間で見せるタイプということで、相性が最悪だった気がします。脇を固める豪華共演男優が、見事に「汚れが魅力になる佇まいで見せる男優」ばかりだったのも厳しかったですね。どんなに頑張っても老け感がないし、紅子や皐月があこがれる原因である父性もなかったしな~。
壱岐と言う人物が薄味に見られる人なので、ハマってると言えばハマっているんだけど、ココ!って所でもう少し爆発して欲しかった。



あらすじ(公式から)
近畿商事は、副社長の壹岐正(唐沢寿明)、エネルギー部門の担当常務である兵頭信一良(竹野内豊)を中心に、イラン・サルベスタン鉱区の掘削を開始した。だが、60億円もの費用を投じて4本の井戸を掘ったにもかかわらず油田を掘り当てることはできなかった。そんな中、最後の望みを託した五号井が、ガス暴噴を起こしたとの連絡が入る。それ以来、現場からの報告は途絶え、電話も繋がらない状態が続いたため、壹岐は焦りを隠せなかった。

2日後、壹岐のもとに現地にいる兵頭からの連絡が入る。2日間に及ぶ徹夜の作業で、五号井はようやく正常循環に戻ったという。壹岐は、ガス暴噴は油がある兆候だという兵頭の言葉を信じ、すべてを彼に任せて掘削の再開を指示する。

一方、黄紅子(天海祐希)は琵琶湖を訪れていた。琵琶湖に国際チェーンのホテルを建てる計画を進めていた紅子は、その下見に来ていたのだ。そこに秋津千里(小雪)を呼び出した紅子は、壹岐と結婚しないのか、と尋ねる。

そんなある夜、壹岐のもとに東京商事の鮫島辰三(遠藤憲一)がやってくる。そこで鮫島は、近畿商事社長の大門一三(原田芳雄)が綿花相場で苦戦している話を切り出した。近畿商事のメインバンクである第三銀行の頭取が、その件で大門のことを心配していた、というのだ。

あくる朝、壹岐は、ただちに綿花部長の伊原(上杉祥三)を呼び出し、真相を問いただした。伊原によれば、すでに大門は、50億円近い損失を出しているのだという。それを知った壹岐は、伊原に進退伺を出すよう指示すると、大門にも綿花相場から手を引いてほしいと進言する。聞き入れられない場合は役員会議で決議を出す、という壹岐の言葉に危機感を抱いた大門は、タクボ工業を訪れて里井達也(岸部一徳)に会った。大門は、壹岐を社外に出すのなら戻る、という条件を聞き入れ、里井を近畿商事に復帰させることを決意する…。
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| 不毛地帯 | 18:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP

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不毛地帯 1話

不毛地帯 (第1巻) (新潮文庫 (や-5-40))不毛地帯 (第1巻) (新潮文庫 (や-5-40))
(2009/03)
山崎 豊子

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公式

今回は、帰還後に防衛庁で働くことを拒否し、商社に就職。軍人時代のコネを使うことや、防衛庁関係の業務を拒否するも、軍人としての気質は抜けず。さらに、はめられるように防衛庁が財閥系商社との癒着によって、航空機の選択を謝ろうとしていると付きつけられ、「やはり国防が自分の使命」と決断するところまで描かれた。

壱岐にとって、シベリアでの経験が土台であり、それを書く必要があるのは分かるが、物語として重みを持って描けなかった気がする。

敗戦→シベリア→11年後の復興をなしつつある豊かな日本→商社という異空間→再度、国防へという、かなり激しい変転が書かれたのであるが、これが唐沢さんの演技力と演出でどこまで見せられたか?というと、意外にダメだったかな~。唐沢さんは上手い役者だが、目の色やもっている空気までを変えることは出来てなかったと思う。そもそも「軍人」らしさがイマイチ表現出来てないですね。身にしみついた無駄のない体のこなしみたいなのは、彼ならもっと出来るのでは?という気がしてしまます。

脚本的には、やはり「敗戦前」の壱岐を書かないことで、「彼の罪の意識」があまり強く迫ってこない感じです。見ていて、壱岐に感情移入するのでなく、ナレーション多用もあって「外から眺めている感じ」が強かったです。
全体に、「壱岐君の才能が欲しいんだよ~」と皆に言われまくる環境にあるが、彼がどのように優秀な男なのかという描写が少ない。シベリアで彼がどう暮らしたのか、何を支えに生き抜いたかも、もっとクドイ位に書いても良かったと思う。

個人的に、橋部敦子はとても良い脚本家だと思う。ただし、この題材は向かないのではないか?という気がしないでもない。彼女の持ち味は「洗練されたセリフ」である。無駄を排し、シンプルな言葉を的確に配置することで、自然に感情が伝わる。言葉を削ぐことで、一つの言葉の意味合いが強まるというのが、彼女の特質である。彼女が生きるのはオリジナル作品だと思うし、不毛地帯のような「強い」原作を料理することで、彼女の持ち味が消えてしまうのではないか?という危惧がある。作家にとっても、かなりの挑戦だと思われる。

もうひとつ、彼女の作品に特徴的なものがあるとすれば、「男性的なものが強かった(彼女が生きてきた)既存の社会に対する検証」である。それは、単純な批判や反発ではなく、男性的・父性的なものに対する強い愛情があるからこそ、そこに強い抑圧と支配を感じとっているのではないかと感じる。それを包み込む存在としての母性の肯定があり、父性と母性は対立するものではなく、補助し合うものなのだという感じで再構築(というか原点回帰の場合も多いが・・・)される。
これは、いわゆる「僕の生きる道シリーズ」では「自分の生き方を見失った男が道を探す物語」として書かれたし、最近ではアラウンド40で「結婚ということをシステムを通して自分を見直す女性たちの物語」として書かれた。
この部分に関しては、「不毛地帯」は良い作品なのかもしれない。戦争後の壱岐の物語を書くわけだからね・・・。ただ、過去の物語を書くということになるので、現代から意見するような形になってしまう恐れがある。後からはなんとでもいえる訳で、分析して批評することと非難することは別だと思われるので、その辺は留意しながら進めてほしい。
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| 不毛地帯 | 18:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP

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任侠ヘルパー 11(最終)話

終わってしまった。
詳しい感想は、明日書きます。とり急いで、簡単な感想を・・・。

藤党に「正しい答えなんか分からない」と言わせてましたが、ドラマの作り手としても「正しい形」というものがないことに悩み抜いた最終回だったと思います。

彦一は彦一らしく、りこはりこらしい結末を迎えました。彦一にとっての子分の存在が消えちゃってるのが、ちょっと不服ですが(彼が守るべき涼太意外のものとして、絶対的なものなので)、それは五郎や二本橋やリコに形を変えて描かれたと思います。

これは、彦一が自分の家族の形を模索する話である。リコは「頭」となることで、「アニキ=彦一」としてみる必要が薄れます。それでも、兄貴ではなく男としての彦一を待った。りこは「彦一の親」になった。彦一を叱り続け、気合いを入れ続けたリコ。彼女の若さが、彦一には眩しく、気後れする部分だったのかもしれませんね。
あそこにりこが来るだろうことを、彦一は分かっていたと思う。りこがずっと待っているだろうことも、それがとても嬉しいことも・・・。

で、もうひとつの彼の守りたいもの。涼太と羽鳥。羽鳥はまだらぼけの状態。涼太は、それを受け入れているようです。涼太が「アニキ」と呼ぶ以上、涼太のママはアニキのママでもある。しかし、成長した息子と母の間には、恋愛感情にも似た感情がある。それが「何」なのか、彦一は明確にはしませんでした。
しかし、彦一は、別れを「羽鳥の選んだことだ」と結論付けたけど、自分から会いに行くことを選びました。「目の前の人間だけを助ける」彦一ですが、リコに羽鳥に会いに行った。「目の前にいない人でも、会いに行けば目の前にいる」ということ。自分に関わる人間から目をそらさないこと。それは、リコが彦一に教えたことだ。
二人のラストシーンは、とてもよかったです。静かに感情がやりとりされる様子が、演技達者な役者で繊細に描かれました。

羽鳥は涼太という存在を通して彦一を優しく包む母親なら、リコは彦一を叱ってくれる母親だ。二人の母の間で揺れる彦一のまま最終回を迎えた。私は、母という存在とキチンと対峙することで、彼女たちと男女としての関係を築くことになるだろうと思ってきた。しかし、彦一はその二人の母親を清算しなかった。そのままでは、彼女たちは「女」にはなりえない。だからこそ、ハッキリとした決断はえがかなかったのだろう。
ただし、実の母を自ら手離した彦一は、今度は二人の母を手放さなかった。それが、彦一の大きな変化だろう。抱えて生きていく。それが翼彦一の結論だった。

羽鳥は「昔の羽鳥でもあり、そうでもない存在」として描かれた。そのどちらもが羽鳥である。年をとるということは、「何ものかになる」ということだと人は考えがちである。成長していく過程というものは、そういうものだ。しかし、老いるということは「何ものでもなくなる」ということでもある。退職すれば肩書きがなくなり、次第に自分が制限され、痴呆が始まれば自分が自分でなくなる。しかし、それでもなおかつ人は人である。「何ものでもなくなる」のではなく、「何ものでもある」のではないかと感じた。
例えば、2話で描いたように、「俺はオムツははかねーぜ」と頑張ることも人としての意地であり、一方で「オムツはいたって俺は俺だぞ」ということもまたカッコよさなのである。

彦一は「俺は極道だ」という強い定義づけによって、自己を支えていた人間である。それが、この経験を通して、「俺は翼彦一だ」という幅の広さを持った。彦一は、「私は極道だよ」といきがるリコを眩しく見つめるだろう。それが彼女の若さであり、生命であるから。一方で、同じように老いの入口にたった人間として、一足先に行く羽鳥に、未来の自分のあり方を教えられた。

老いるということについて、なかなか深いメッセージを投げかけたのではないでしょうか?


【後記】
私は、放映開始前にはあまりドラマの情報をいれないことにしています。キャストとスタッフと題材を軽くチェックして、見るドラマを決めます。「任侠」「ヘルパー」どんな組み合わせ?と思っていたけど、この二つの積は「家族」なんだなというのがはっきり示されて、とても見易かったと思います。

主演の草薙さんは、「僕の生きる道」シリーズなどで、ミニマムな引き算の演技の評価の高い人ですが、「つかこうへい」の蒲田行進曲で鮮烈な印象を示した人。メイサちゃんもつか劇団に預けられてた女の子で、なかなか魅力的なステージをみせてくれていました。「つかこうへい」は演技のテクニックではなく、気持ちをまっすぐぶつけることを要求する人で、二人がそろうなら熱いドラマになるんじゃないかなという予感はありました。
草薙さんの彦一は、つか劇団のような熱い部分と、引き算の芝居を勉強したからこそのクールで寡黙な男のカッコよさが上手くブレンドされていたと思います。
メイサちゃんは、「こういう役をまっていた」って感じですね。舞台でみても惚れぼれするような色気と気迫のある人ですが、ホントに「誰よりもかっこいい」リコでした。
その他の役者さんたちも、若いイケメンから入所者の老人の方々まで良い味を出していたと思います。特に、老人役の方はメインで出てくるゲストから、特にクローズアップされない老人のみなさんまで上手い。そこに「やっぱ年輪ってのは馬鹿に出来ない」と別の意味で「老人を敬おう」という気にさせられました。若い俳優さんには、あの域を目指して頑張ってほしいなあ。

そして、初オリジナルでの連ドラとなった脚本家・古家さん。
演出や役者のうまさに救われたと思われる「穴」がないわけではありません。が、ドラマと言うのは、ある程度は飛躍がないと面白くない。書きたいことのためなら、小さなつじつまを合わせることを捨て、役者を信じることも必要だ。その時の跳躍力こそが、ドラマの力だと思う。ただ、見落としているのではなく、考え抜いたうえでケアをしながら作られている「穴」は傷といって切り捨てては勿体ないと私は思う。どこまで「穴を許すのか?」というバランスのとりかたが、私の好みにとってもマッチしてました。
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| 任侠ヘルパー | 17:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP

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任侠ヘルパー 1話

公式
「任侠=弱気を助け、強きをくじく」だけど、そう理想ばかりも言ってられない。でも、彦一の理想はそこにあるし、組には「ファミリー」を求めるところもあるんだろうし、ミスマッチなようで以外に上手く一つにテーマを収斂できそうだなと初回を見て思いました。ずっと息子として話しかけられてた彦一だけど、本当の息子が現れたら「新人さん」になってしまう。一話完結のストーリーとしても、ちょっとした切なさをだせていたのではないでしょうか?
草なぎさんは、もともと顔立ちはキツイので悪い役はハマりますね。今回はチョイ寂しそうなところとか、キレたらやばそうな所が上手く出てたと思います。
そして、黒木メイサちゃん。かっこええ・・・。草なぎさんとおなじく、つかこうへいに預けられてた女優さんで、舞台のかっこいいメイサちゃんを知ってるので意外性はないんですけど、予想どうりハマりすぎっす。誰よりもカッコイイ。カッコつけて生きてる女性だと思います。彦一との間に、微妙な緊張関係がありつつも、どう身を処すのかということに興味があるようですね。冷静に観察しつつ、「カッコつけたいけど、カッコよさの定義が独特」な極道・彦一の価値観に対する共感があるみたい。以外に、いい距離感というか、信頼があるみたい。
脇キャラは、まだまだスポットが当たってませんが、なかなかに個性的。
そして、夏川さん演じる羽鳥晶の語る言葉。彦一の務めるひまわりは理想主義で破たんしかかってる。でも、拘束は可哀そうだという気持ちはどうしても浮かんでしまうんですよね。それをしないと危ないということが分かるからこそ切ない。現実社会だって、弱者に優しくしたいのは山々だけど、そうも言ってられない状況が沢山ある。今後、彦一がそういう現実にぶつかっていく過程をみたいですね。現実だからといってすべてを諦めるのでなく、だからといって理想を振りかざすだけでもだめで、折り合いをどうやってつけていくのか?
彦一を社会のあぶれ者として書いているので、彦一がダメすぎるのも、初歩の初歩から介護を書いていくことにも違和感や嫌悪感があまりないのは上手い作りだと思います。


【キャスト】
■出演者
翼彦一・・・草なぎ剛
四方木りこ・・・黒木メイサ
和泉零次・・・山本裕典
鷹山三樹矢・・・薮宏太(Hey!Say!JUMP)
黒沢五郎・・・五十嵐隼士
美空晴菜・・・仲里依紗
六車雅人・・・夕輝壽太
羽鳥涼太・・・加藤清史郎
日野弥生・・・中別府葵
堀井皐月・・・安田美沙子
鷹山源助・・・松平健(特別出演)
二本橋賢吾・・・宇梶剛士
園崎康弘・・・大杉漣
羽鳥晶・・・夏川結衣
ほか

【スタッフ】
■脚本
古家和尚

■企画
後藤博幸

■プロデュース
牧野正

■演出
西谷弘

■音楽
河野伸、高見優

■制作
フジテレビドラマ制作センター

■主題歌
「そっと きゅっと」SMAP



あらすじ↓公式から
隼会・翼興業組長の翼彦一(草剛)は、17歳から極道一筋で生きてきたが、昨今の「暴力団追放」運動など逆風にさらされ、思うような活動ができないでいた。彦一は、自分の命を捨ててでも義理人情を貫く「任侠道」に生きたいと思いつつも、舎弟を使い“振り込め詐欺”に手を染める日々を送っていた。

そんな折、彦一は隼会若頭・鷹山組組長の鷹山源助(松平健)から呼び出される。鷹山が、死亡した8代目の告別式後に話があると言ったため、彦一は次期若頭に指名されるのでは、と内心期待する。

告別式後、迎えに来たバスに乗り込むと、そこには四方木りこ(黒木メイサ)、鷹山三樹矢(薮宏太)、黒沢五郎(五十嵐隼士)、六車雅人(夕輝壽太)、二本橋賢吾(宇梶剛士)ら、隼会の面々がいた。彦一と同様、幹部指名に期待する面々に、鷹山は「研修」を受けてもらうと切り出す。隼会と敵対する鷲津組のシマのど真ん中で「研修」をし、その働きぶりを見て幹部候補を決めるというのだ。

そんな中、バスは「タイヨウ」という老人介護施設に着いた。鷹山は困惑する面々に対して、ここでヘルパーとして働くように、と命令。事務室に通された彦一たちを、施設のオーナー・園崎康弘()とヘルパー・和泉零次(山本裕典)が迎えた。鷹山は園崎に、彦一たちを建設会社の各支店長だと説明、経験を積ませるために「タイヨウ」で研修させてほしいと頼んでいたのだ。

彦一たちは、ユニフォームに着替え、ヘルパー・美空晴菜(仲里依紗)らとともに老人たちの世話に当たるが、まるでやる気がない。

同じ頃、介護ビジネスで成功を収める「ハートフルバード」社長の羽鳥晶(夏川結衣)は、第一秘書の日野弥生(中別府葵)、第二秘書の堀井皐月(安田美沙子)を従え、分刻みのスケジュールをこなしていた。そのため、息子の涼太(加藤清史郎)の苦悩にも気付かないでいた。

一方、控え室で寝ていた彦一は、施設に入居する老婦人・倉田チヨ(池内淳子)に顔を撫でられた。チヨには認知症があり、彦一を息子と勘違いしたのだ。彦一がそんなチヨを冷たくあしらい部屋を出ようとすると、チヨは小遣いだと言って金を差し出す。彦一は、平然とそれを受け取った。

翌日、彦一はチヨの部屋を訪ねると、息子を装い金に困っているとウソをつく。それを聞いたチヨは、再び彦一に金を渡す。その後、彦一は積極的に老人たちに話しかけ、そこから得た個人情報をノートに書き込んでいく。後日、舎弟・七海和樹(向井理)に会った彦一は、そのうちにごっそりとカモを捕まえて組に復帰すると言って、ノートをちらつかせる。

その日の就業後、彦一はチヨから巻き上げた金で買った高級時計をして出かける準備をする。ところが、財布の中に金がない。再び、チヨを訪ね金を無心するが、チヨは手持ちがなく、明日、銀行で下ろしてくると言う。すると、彦一はチヨをコンビニに連れて行き、ATMで金を下ろしてこいと言う。ところが、残高不足で下ろすことができない。ショックを受けたチヨはその場で泣き崩れ、その後、彦一が目を離した隙に姿を消してしまう。

施設に戻った彦一は、零次に激怒されるが、まもなくチヨが保護されたとの連絡が入る。

チヨは晶が経営する高級老人ホーム「ハートフルバード」にいたが、チヨが暴れたために体を紐でくくられていた。園崎らとともにホームにやって来た彦一は、晶と対面するが“高齢者たちの救世主”と崇められながらも、身体拘束をいとわないその方針に反発を覚える。

後日、施設に戻ったチヨは落ち着きを取り戻し、彦一に花見に行こうと話しかける。しかし、彦一は冷たい態度で拒絶する。

その態度に心を痛めたのか、チヨは施設から姿を消してしまう。チヨが現れたのは、あのコンビニだった。店員が自分の金を盗ったとコンビニで訴えるが、あの夜にいた男性店員はおらず、チヨは仕方なく店を出る。肩を落とし歩くチヨ。と、通りかかった黒塗りの車がクラクションを鳴らし、運転手は暴言を吐いた。ムッとしたチヨは停まった車に歩み寄ると、車体を蹴飛ばす。それは、鷲津組のチンピラの車だった。

そこへ、チヨを探していた彦一とりこがやってくる。チンピラにすごまれているチヨを見た彦一は助けに行こうとするが、りこに止められる。揉め事になったら、自分たちの正体がバレるというのだ。それでも放っておけない彦一は、自分はチヨの世話をしているヘルパーだと割って入るが収まらない。彦一は、りこにチヨを託すと、チンピラたちを引き連れて海岸に走って行く。そこで、チンピラたちから殴る、蹴るの暴行を受ける。抵抗せず地面に倒れこんだ彦一を、さらにチンピラが殴ろうとしたとき、彦一を追ってきたチヨが、チンピラの背中を傘で叩きつけた。怒ったチンピラはチヨを突き飛ばし、倒れたチヨは意識を失ったのかグッタリしてしまう。それを見たチンピラは、慌ててその場を走り去る。彦一は、チヨの体を揺さぶり、必死で目を覚まさせようとする。と、チヨがパチリと目を開ける。意識を失ったふりをしていたのだ。

施設への連絡を済ませると、3人は桜のある土手へとやってくる。チヨが息子に桜を見せてやりたいと言っていたからだが、当然、桜の季節は過ぎていた。残念がるチヨに、彦一は背中に彫った桜の刺青を見せてやる。見事に咲いた背中の桜を見たチヨは、嬉しそうに微笑む。それを見た彦一も、思わず笑顔がこぼれる。

そんなやりとりを木陰から見ていた人物がいた――涼太だ。

数日後、施設にチヨの息子夫婦がやってきた。チヨを連れて田舎に行くことが決まったという。施設を出ることになったチヨに、彦一は忘れ物だと言ってカバンを渡す。傷だらけの顔の彦一を新人ヘルパーだと思うチヨは、ケンカはいけないと声をかける。その言葉に、彦一は小さく「はい」と答えた。

走る車の中で、カバンの中身を見るチヨ。そこには、数百万円はあろうかという、札束が入っていた。

その頃、施設の前に停まった高級車から晶が降り立った。晶と再び対峙した彦一は、晶の介護に対する姿勢に改めて不快感を覚える。晶が施設に入っていくのを見送ったとき、背後から涼太が現れる。涼太は彦一に、“ヤクザ”なのかと聞き、さらに刺青も見たと言う。そして、誰にも言わないから自分を弟子にしてくれ、と言う。彦一は、取り合わないが……。
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| 任侠ヘルパー | 19:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP

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BOSS 11(最終)話

絵里子は、最初から野立が犯人とは思ってないっぽいね。まあ、相島一之さんが上司としてきた時点で、「こいつが犯人だな」って分かってしまいましたね。
軽いノリでコメディで収めたのは、このドラマらしかったと思います。

武田鉄矢が登場して、爆発物の解除をやらせるんだけどさあ・・・。あんな絵じゃ、中身がどうつながってるか分からんだろ!!それで、右の導線とかなんとか言っても・・・。ワロタ。まあ、鉄矢との心理戦そのものは面白いけどさあ。
「最後に騙そうと思ったら、途中は不自然なほど真剣にふるまう。」という絵里子の発言が、事件そのものへの絵里子の対処にもなっているわけですね。

リコベンの間宮の名刺まで出てきて、笑ったよ。


総評;事件の展開そのものはええ??ってのが多かった。刑事ドラマやミステリとしては粗がありまくり。アメドラで事件もの沢山みてるから、パクってるな~と思うこともあった。けど、キャラが立ってて楽しかったし、キャラが成長して変化するのも楽しかった。
人情ドラマなんだけど、長々と説教せずに、絵里子の決め台詞でバッサリというのがドライで気持ち良かったな。
でも、カツゼツ悪い人が多くて、状況を示す大事なセリフが聞き取りにくかったりしたかなあ。字幕つけて見てしまいましたよ。それだけが難点かなあ。
きっとBOSSシーズン2はあると思うので、楽しみにしてます。


あらすじ↓(公式)
大澤絵里子(天海祐希)は、刑事たちに野立信次郎(竹野内豊)、警視総監・大山源蔵(津川雅彦)を乗せた車の追尾を指示すると、自身も木元真実(戸田恵梨香)、山村啓輔(温水洋一)、花形一平(溝端淳平)とともに車を追いかける。
その頃、丹波博久(光石研)は警視庁の幹部たちに、誘拐の首謀者は、反政府組織「黒い月」のメンバーだと伝えた。

一方、絵里子は片桐琢磨(玉山鉄二)から小野田忠(塩見三省)が重体に陥っていると聞く。小野田は、警視庁の裏金汚職の証拠をつかんだために命を狙われたのだ。

そんな中、絵里子は司令部からの情報を入手するために、屋田健三(相島一之)の協力を得ることに。絵里子は屋田に、裏金汚職に関わっているのは野立で、その隠蔽のために総監を殺害することが「黒い月」の利害と一致しているのだと明かす。

やがて、司令部に「黒い月」の高倉龍平(反町隆史)から電話が入る。大山の命と引き換えに、高倉は服役中の3人の幹部を釈放することを要求。それを聞いた絵里子は、岩井善治(ケンドーコバヤシ)らに小野田の周辺を再度洗うように指示する。

そんな折、山村から「黒い月」が仕掛けたと思われる時限爆弾が見つかったと連絡が入る。現場に向かった処理班は、爆弾を見て言葉を失った。処理方法がわからないというのだ。奈良橋玲子(吉瀬美智子)によれば、それは日本ではまだ解除したものがいない燃料気化爆弾だと言う。絵里子は、解除できるのは、爆弾事件を起こして服役中の野垣泰造(武田鉄矢)だけだろうと言い…。
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BOSS 1話最強アラフォー女刑事、ボスになる!

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リコベン刑事版。フォーマット通りに見やすく作られてると思います。

特別犯罪対策室。情報分析・プロファイリングなどの専門技術集団を組織の枠を超えて・・・みたいな、マスコミ向けの新規部署。
5年の留学から帰っていた絵里子は警視庁初の女性係長に。
当然、集まったのはとんでもない人材たち。野立は「咬ませ犬だけど、かみ突き返しても良い」という。
設定は15分程度でサックリ説明して、初の事件に。このへんの処理は上手かった。

相変わらず、ぼそぼそしゃべりな竹野内さん。状況説明のセリフとかだと、きついなあ。字幕つけちゃったよ。でも「男前です」って名乗って嫌みにならないカッコよさ。戸田ちゃんも、キャラクタなんだろうけど、ボソボソしゃべりなんだよねえ。ボソボソでもセリフを聞きとらせるほどの技量は、まだ若い彼女には無理なんじゃないの?

初の事件は、鉄塔下にある焼死体の事件。連続犯と睨んで捜査開始。捜査1課との捜査権争い。絵里子はチョイとクローザー風味なキャラクタですねえ。
武田鉄矢が犯人で登場するまでは、割とトントンと進みました。クローザーでばくち風味の駆け引きするけど、ミスって主導権をとられてしまう?
犯人の前でペラペラ被害者の状況はなす片桐(玉山鉄二・かっこいいけど、竹野内さんとちょいかぶってる)。これがヒッカケで、勝ち誇って解除方法を話したところで、「残念でした・・・」だって。

【出演】
大澤 絵里子:天海 祐希

野立 信次郎:竹野内 豊
木元 真実:戸田 恵梨香
花形 一平:溝端 淳平
奈良橋 玲子:吉瀬 美智子
岩井 善治:ケンドーコバヤシ
山村 啓輔:温水 洋一
片桐 琢磨:玉山 鉄二

丹波 博久:光石 研
屋田 健三:相島 一之

池上 浩:丸山 智己
川野 昭夫;長谷川 博己
森 政夫:HILUMA

小野田 忠:塩見 三省

【スタッフ】
脚本:林宏司
演出:光野道夫
音楽:澤野弘之 / 和田貴史 / 林ゆうき
プロデュース : 村瀬健
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