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魔王(日本版) 6話

原作 12話まで来ました。前回、11話までだったんだけど、結局は1話で原作2話分進めるのが精いっぱいなんですね。それでも3倍のスピードなんだけど・・・。

記者死亡まで来ました。六平ワールド炸裂しまくりでしたね~。原作とは最もかけ離れた被害者像になっていた記者。あまりにあからさまに「悪い」んで、サスペンスとしては盛り上がりましたね~。顔だけで怖いっつーの。原作の記者の造形は、視聴者にも「あなたも悪の一人ですよ」って言ってくるキャラクタでした。これについては、後で詳述します。

あと、成瀬が顧問弁護士になったのが早かった理由が分かりました。父親を事件が巻き込み、自分が事件に何故か関わることになるのは顧問弁護士になったからと見せたいんですね。事務長が居ないので、こういう措置が取られているんだな。割と、上手く処理できてるかな~。
弁護士の正体を察しつつ、自分の手元に置くという、刑事の父の「巨悪」らしい腹の据わり方が見られないのは残念だけど、仕方ないだろう。

今回は、日本版への愚痴を簡単に叫ばして欲しい!!我慢できない!!
・スローモーション使いすぎじゃない??
・主役二人が台詞が長くなると、ホントに厳しいですね。
・「愛する資格なんて・・・」あれを台詞、それも独り言としてまともに言わせるなんて、下品すぎる!!

さて、原作との比較などから、つらつらと考えたこと↓(韓国版・最終回までのネタばれあり)


1.記者のキャラクタ
まずは原作の記者のキャラクタの説明から。彼は、自分では「正義の記者」のつもりです。過去の事件では、警察周りで忙しい彼に、刑事の学校長だった親戚が持ってきた情報を元に、良く調べもせずに書いた。その後は、芹沢父の汚職容疑や、とある学校で起こった事故など、権力を批判する記事を書いてきたと自負している。しかし、記事には、センセーショナルなだけで事実と違う部分がある。記者は、それを自覚していない。
弁護士に接触して来ても、彼は「正義の記者」のつもりのままです。当時の刑事の担任や、刑事にあっても、「俺は正義、お前らは悪」という態度です。
記事の訂正ではなく、新たなスクープを選択する記者を見て、弁護士は「殺害」を決意します。
記者は、弁護士から協力をはね付けられたところで、刑事の父から金の申し出があり、これを受けます。彼は、自分を最後まで「正義」と定義していたでしょう。金をうけとることについても、巨悪が脅迫してきたからと思っていたでしょう。そして、記者のスクープ主義の背後には、より分かりやすい物語を求め、単純に善悪を分けてしまう、読者たちの姿があります。ドラマの中のキャラクタに対して「○○が○○したのが悪いんだ。」と、ついつい思ってしまう。刑事の真実が明らかになった時と同じことを、彼の存在が問いかけます。「視聴者の皆さん。事実を知らずに判断して居ないか?」

もう一点。記者は、ドラマ序盤から、巨悪である検事の父と顧問弁護士を追いかけており、顧問弁護士事件では加害者を擁護する記事などと書いています。彼は計画に最初から組み込まれており、始めは「容疑者」として警察の中でマークされるように計画されています。容疑者だと思われた男が、その選択によって被害者になるという変化が起きる。ここにも、善悪の反転が示されています。

2.刑事の家族の系譜
「正義ヅラしてる悪党の方が・・・」と記者にやられるシーンは、原作のようににしっかりと刑事のぬぐえない暴力性を出した上で、記者に批判させた方が、刑事の「逃れられない血」を感じさせると思います。ただ、兄のキャラクタも含めて、原作からは感じた「カン家(刑事・オスの家系)の血」というものを、日本版は意識してないように思います。

兄もキャラクタを変えてますね。強力な力を持つ父に押さえつけられた長男であるという点は同じでも、原作の兄は「汚れ」を引き受ける覚悟があり、着実に次の世代を担うために地盤を固めている。いずれは父を倒して、トップに立つつもりで、今は爪を研いでいる男。
彼が家を継ぐことによって刑事が好きに生きる道を確保しているという皮肉。最後の事件で強力に効いてくるはずなんで、勿体ないかな~。
刑事に父親を託される役目が、日本版では兄→成瀬になってるんですね。成瀬を芹沢の兄的位置に置くつもりなのかな?成瀬が芹沢を憐れんで許すっていうラストになりそうで、それはちょっと原作とはずれるし、温いオチになりそうだ。

少し話がずれました・・・。刑事の父は、良くも悪くも「トップ」にたつ人間として、自分に与えられた役目と言うものを強く意識した男性です。支配・被支配という関係において、常に「支配」側に身を置いて生きることを宿命づけられている。その攻撃性・男性性によって、企業も社員も守られているが、踏みつけられている人物も多くいる。だからこそ安易に「一線」をこえるようなことはしない。(日本版であっさり殺害指示したのは、ちょっと父親が馬鹿に見えすぎると思う。実行しなかったから目立たないけど、巨悪としての狡猾さがない)カン家には「母」がいません。息子2人は守ってくれる存在もなく傷ついて育ちながらも、確実に父から受け継いだ「暴力性」「支配欲」という性質が見え隠れしています。
これは、不倫カップルにも影響しています。彼等は、「カン家」に支配されるという共通点によって結ばれた二人なのです。

刑事・オスもまた、強い力を持って生まれました。本人の資質(刑事としての彼の負けず嫌いな所、体力勝負+根性で操作しまくる所、仲間を兄貴的に守ろうとしてしまう習性など)に、金も権力もあるという家庭環境。これらは、持って生まれたもので、縁を切っても父親は父親であるのと同じように、自分から完全に切り離してしまうことはできません。ただ、上手く乗りこなし、良い方への資質を使おうとすることだけが出来る。刑事は、その力に振り回されながらも、必死に制御しようとしつづける人です。

このドラマは、神話の時代から生き続けた「息子が父を乗り越える」物語のバリエーションでもある。
この「同じ血を持った家族」という部分は、ラストの親子の和解の際に強く力を発揮します。終盤に向けて、兄のキャラクタの中に、どれだけ「支配者」としての要素を足していくのか?を注目したいと思います。

3.加害者となる人物がいなくなっている
原作では記者は交通事故で死亡します。チンピラが付けてくるので焦って飛び出した記者を、ずっとマークしてたトラックが轢くという形です。不慮の事故を装っています。ちなみに、亡くなった本物のスンハ(入れ替わった相手)も交通事故です。(韓国では、リアルでも交通事故が多いらしいです・・・)
弁護士がレコーダーを回収するのは同じ。たまたま通りがかって、大丈夫か?と声をかけてレコーダーを受け取ります。ここで、始めて被害者と直接接触することは、後の弁護士に影響を及ぼします。
事故を起こした運転手は、より明確に「傷つけたい」という意思を持って事件を起こしてます。この「犯罪」の意識は、後の事件ほど強くなるように配置されており、ここにも弁護士が神に対してなにか実験のようなものをしているという側面が見え隠れしてします。

トラック運転手は、やはり被害者の記者に恨みがある人物です。彼の調査不足のスクープで、家族がボロボロになってしまった男。不慮の事故設定なので、業務上過失でそのまま逮捕され送検されます。しかし、刑事は何かあるはずだと訴え続けます。そのことでトラブルを起こし、刑事は停職処分にまでなります。しかし、刑事の素朴な「なぜ、あなたの人生をダメにするんだ」という訴えによって、次第に心を変え、真実を証言してくれる人物です。
始めて、刑事から加害者への叫びが通じました。これが、後の弁護士への訴えへの第一歩です。捜査に役立つ情報は殆どないのですが、刑事の言葉が届くという小さな奇跡が起きるってのは、凄い大きなことだと思います。彼は、刑事が弁護士を追う中で、未来への希望のようなものになる存在です。
その彼が居ない・・・。これは、意外と日本版の結末は、ものすごい悲劇のまま終わるのかもしれませんね。誰も救われずに終わるのかも??


あらすじ
池畑は多額の金を要求してきた。成瀬にとっては誤算であったが、池畑から送られた赤い封筒を復讐に利用しようと考える。成瀬は、自分に赤い封筒が届いたと芹沢に申し出る。父・栄作と裏社会の大物・大隈との密会写真が・・・。山野が盗撮したもので、成瀬の策略通り、芹沢は父親とヤクザの大物との密会に不穏な気配を感じる。
成瀬は、同じ写真を栄作にも見せ、池畑の仕業だと思わせる。栄作は大隈に池畑の口を封じるよう命令する。 (息子を心配する父を利用するって形だった原作よりも、成瀬はより意図的に父親を巻き込んでます。)

しおりから、『神曲』の残像を見たと連絡を受けた芹沢。池畑が書いた過去の事件に関する捏造記事と、池畑宛の赤い封筒だった事などから、次に狙われる可能性があるのは池畑だと推測し、「父を操って池畑を殺させるつもりじゃ・・・?」と思う。(コレって弱いよね。だって封筒はしおりも受け取ってるんだよね。恨みを買う可能性は低くても、より直接的関係者なのはしおりだし・・・。しおりを守らなくて良いのか?関係者じゃなくても成瀬も受け取ってるよね・・・)

しおりは、 成瀬に赤い封筒が届いたと知って危険なのでは?と心配する。芹沢は複雑な思いを抱くが、「犯人は必ず俺が捕まえます」と励ますしかなかった。
芹沢は池畑のアパートを訪ね、殺人事件に巻き込まれる可能性があるので捜査に協力してほしいと頼む。しかし、池畑から「アンタみたいな“人殺し”に守ってもらおうとは思わない」と冷たく切り捨てられてしまう。それでも守りたいと池畑に言う。
芹沢は父・栄作を問い詰め、「お父さんは操られてるんです!」と必死に止めようとするが、見覚えがないと栄作は白を切るばかりか、「お前があんな事件など起こすからだ。私の人生はお前の尻拭いの為にあるのではない!」と罵声を浴びせ掛ける。兄は「お父さんは酷い」と父を責める。(この兄のキャラクタは原作とは違いますね。子どもっぽいし、弱すぎる)

一連の事件に必ず成瀬が関わっているのはなぜなのか?と問う芹沢に、自分こそその理由が知りたいから調べてほしいと答える。「一番犯人に近い人物はあなたなのでは?」と問われる。
その頃、成瀬の姉の元を成瀬の取材と偽り池畑が訪ねていた。 成瀬はそれをしって怒りを露にし、池畑を呼び出す。
その頃、宗田の元にも、赤い封筒が届いていた。中には葛西と麻里が抱き合っている写真、芹沢の兄・典良と麻里が自宅から出てくる所の写真が入っていた。宗田は葛西と麻里の不倫を知り、ある事を企む…。

池畑が成瀬に呼び出された場所に来ると、赤い封筒が残されていた。中には、タロットカードと11年前の記事のコピーが入っていた。池畑は秘密をバラす事を決意するが、大隈の部下たちに囲まれる。栄作の差し金だと判断した池畑は、なんとか彼等から逃げ出し、栄作に連絡。金と引き替えに、沈黙を約束する。
栄作は殺害停止を指示するが、成瀬から池畑を追い詰めるように依頼を受けている大隈。金で動く大隈は寝返った!(と、公式に書かれてるけど、金なら栄作との関係が大事でしょ~)
池畑は、栄作が裏切ることを用心して、芹沢に守ってくれと連絡する。その代わりに、「教えてやるよ、真犯人」と言う池畑。「死んだ奴が相手じゃ、捕まえられねえわな」という池畑の言葉が引っかかりつつ、すぐさま現場へ向かう。

芹沢から近くについたと知らせを受け、外に出た池畑を、大隈の部下達がようやく見つけ、捕まえようとする。「ボスは変わったんだよ」と言われて逃げ出す池畑。逃げ場を失った池畑は危険区域に入り、老朽化が進んだ床が抜け、落下!下にあった鉄骨に頭をぶつけてしまう。
そこへ成瀬が。証拠であるボイスレコーダーを託そうとするが、成瀬と気がついて愕然とする池畑。驚きと怒りに震えながら息を引き取る。池畑から呼び出された芹沢は約束の場所まで来た事を知らせるために電話をかけていた。呼び出し音が聞こえ、その音がする方へ歩いていくと…池畑が倒れていた!!!
既に息絶えている池畑を前に、言葉も出ない芹沢。池畑から受け取ったボイスレコーダーを聞きながら不適な笑みを浮かべて現場を去る成瀬。

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| 魔王(日本版) | 23:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP















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