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不毛地帯 11話

今回は、一徳さんがすばらしかったですね~。里井副社長がんばれ~って素直に思ってしまいます。焦りや不信感が、一徳さんの演技で着実に表現されてました。

初老になり死の時が近づいた里井は焦る。社長に言われてたように「小さい男」の部分がでてくる。同じようなことが、実は壱岐にも起きている。

シベリアで「死」と身近に過ごしたことは、壱岐のある種のカリスマ性の源である。本人の内実がどのように汚かろうが、彼が演出する表面の硬さは壱岐の武器となっている。
しかし、「老いていく」ということは、また別の意味を持っている。若い女性に惹きつけられる壱岐。それは、彼のカリスマ性を削ることになる。それを部下は分かっていて、千里をけん制する。壱岐も又「妻に悪い」ということで、自分の武器を手放すことにためらいがある。そこらへんの「見えない小ささ」みたいなのが、ちらりちらりと見えている。



あらすじ(公式から)
壹岐正(唐沢寿明)は、副社長の里井達也(岸部一徳)とともに、千代田自動車との提携を目指して米自動車産業ビッグ3の一角、フォーク社との交渉に臨んだ。千代田自動車側は、乗っ取りを恐れ、フォーク社の出資比率を25%以下にしたいと主張していた。それに対してフォーク社側が提示した条件は、重要決議に拒否権を行使できる33・4%以上でなければ交渉には応じないというものだった。そこで里井は、腹心である業務本部長の角田保(篠井英介)とともに新たなプランを作成する。それは、壹岐たちが進めてきた提携話を白紙に戻し、フォーク社と千代田自動車が対等の出資比率で新たな合弁会社を作るというものだった。

壹岐らとともにデトロイトのフォーク社を訪れた里井は、フォーク会長(アレキサンダー・バリ)との会談を行った。その席でフォーク会長は、新たな合弁会社を作るという里井の提案に強い興味を示し、千代田自動車の経営状況を調べた上で検討する、と答える。

里井は、さっそく社長の大門一三(原田芳雄)に連絡をとり、来月フォーク社が日本に覆面調査団を派遣するところまでこぎつけたことを報告する。里井は、調査団の受け入れ準備も自らが主導するつもりでいた。そんな里井に、壹岐は、千代田自動車がフォーク社と合弁会社を作るプランに納得するとは思えない、と進言した。仮に50対50の対等出資で合弁会社をスタートさせても、あっという間にフォーク社に飲み込まれてしまう危険性があるからだった。一方、フォーク社にしても、千代田自動車の経営状況が予想以上に悪化していることを知ったらこの話から手を引く可能性が高かった。しかし里井は、壹岐の言葉をさえぎると、自分の案が通らなかったからといって水を差すのは止めろと言い放つ。と、そのとき、突然、里井が苦しそうに胸を押さえて倒れこんだ。壹岐や角田は、救急車を呼んで里井を病院に運んだ。狭心症の発作だった。

里井は、検査を担当した医師から、心筋梗塞に移行する恐れもあることから、今後は海外出張などを控え、副社長のポストからも退くようアドバイスされる。しかし里井は、フォーク社側調査団の来日が控えているのにのんびりしているわけにはいかない、と強引に退院しようとした。そこで壹岐は、来日を延期するようフォーク社側と交渉する、と里井に告げるが…。
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| 不毛地帯 | 18:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP

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不毛地帯 10話

うーん、やっぱり壱岐と千里の恋愛パートはあんまり面白くないな~。橋部脚本らしくもなく、「運命を感じていた」とかナレーションで補足までしてるのに、二人の顔がまったく恋愛じゃない。コートを着せかけるシーンなんて、かなり良いシーンなのに、二人の力量不足を感じてします。
これと対になってるのが「ダンス」です。妻の死後の渡米で習慣化したレディ・ファーストでのコートを着せかけるという行為。でも、ダンスは「妻が生きているときから出来たこと」として、ダンスを習得した時期が語られます。あれは「出来たけど妻にはしてやれなかったことだ」という告白です。後悔の気持と共に、千里と踊るということに関する後ろめたさもアリという複雑な心情を乗せられれば、あの「軍にいた時に習った」というだけのせりふに意味が増す。でも、唐沢さんの壱岐だと、単純にダンスを覚えた説明をしてるだけに見えるんだよね。
橋部脚本って、やっぱり役者に読む力が要求されてるし、相性悪い人がやると脚本がダメになるんだな。誰がやっても良くなる脚本ではないんだなと思った。

あ、でも、寝た翌日にいきなりタメグチになる千里とか、抱きしめられて笑顔の千里がまるで「してやったり」な顔してるとか、家政婦さんが髪の毛発見!とか、下世話な方向に面白さがでるかも。

鮫島と里井副社長は相変わらずとってもいいですね。大好きだわ。逆に、壱岐は「スケールが大きい」とか言われながら、「所詮、この人は小姓どまり」って匂いがしますよね。まあ、それが実情に近いんだろうし、そう描いている部分もあるんだけど・・・。口で「汚いこともしてしまった」とか言っても、口先だけって感じがするんですよね~。


あらすじ(公式から)
アメリカ近畿商事の社長に就任した壹岐正(唐沢寿明)は、米自動車産業ビッグ3のひとつ、フォーク社と、経営が悪化していた千代田自動車との提携を画策した。交渉は困難を極めたが、陸軍士官学校の同期でもある韓国の光星物産会長・李錫源(榎木孝明)の助力を得た壹岐は、フォーク会長との会談に成功し、千代田自動車との提携に関する委任状を取り付ける。

本社に委任状を届けるために帰国することになった壹岐は、韓国に立ち寄り、李のもとを訪れた。李の仲介により、崔大統領に会う機会を得た壹岐は、ソウルで地下鉄の敷設計画があり、日本の援助を必要としていることを知る。

帰国した壹岐は、ただちに副社長の里井達也(岸部一徳)を訪ね、千代田自動車とフォーク社の提携に際し、連絡に行き違いがあったことを謝罪すると、崔大統領から得た韓国の地下鉄計画の情報を伝える。それは、里井抜きで提携話を進めたことに対する、壹岐からの手土産だった。その際、里井は、副社長のひとり、一丸松次郎(山田明郷)が次期社長の座を狙って積極的に派閥作りを進めている、と切り出し、壹岐に意見を求めた。それに対して壹岐は、次期社長は、社長の大門一三(原田芳雄)を長年支えてきた里井をおいて他には考えられない、と答える。

東京本社に顔を出した壹岐は、一丸に呼び止められる。一丸は、計画が差し戻された韓国の合繊プラントが、壹岐の交渉のおかげで再検討されることになり、喜んでいた。別れ際、一丸は、里井のことを持ち出し、壹岐が東京に戻ったら関連会社に出すつもりでいるから気をつけたほうがいい、と忠告する。

その夜、壹岐は、銀座で開かれていた秋津千里(小雪)の個展に顔を出す。壹岐が帰国した日に、ちょうど千里から案内状が届いたのだ。壹岐と千里は、2年ぶりの再会を果たし…。
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| 不毛地帯 | 17:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP

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不毛地帯 9話

橋部さんらしく、娘の結婚前夜に「おんぶしよう」というシーンはとても良かったですね~。
「好きな人と結婚するのが幸せ」という佳子さんの言葉。この言葉は、「佳子は俺と結婚して幸せだったのだろうか??」という自責に向かっていく言葉なんですが、やっぱり唐沢さんはそういう複雑さを演技で出せてない気がするな~。もっとハッキリした感情を表現するのであれば、凄く上手い人なんだけどな~。

正直、唐沢、天海、小雪に演技に繊細さがないんで、本当に恋愛模様が詰まらない。女性には「父性への憧れ」「前時代への思慕」があるハズ。設定的にも、それを匂わせるエピソードもあるんだけど、あんまり上手く演技で出てきませんね。
唐沢さんは恋愛もの向かない人だからな~。


あらすじ(公式から)
壹岐正(唐沢寿明)は、妻の佳子(和久井映見)を事故で失った辛さから逃れるためにひたすら仕事に没頭した。近畿商事社長の大門一三(原田芳雄)は、そんな壹岐の心情を察し、アメリカ近畿商事の社長としてニューヨークに駐在してはどうか、と持ちかける。

一方、近畿商事が輸出代理店を務めていた千代田自動車は、社運をかけて開発した新車タイガーを販売したものの、アイチ自動車のカロナや日新自動車のレッドバードといったライバル車に惨敗してしまう。しかも、近畿商事副社長の里井達也(岸部一徳)が中心となって合併話を進めていた富国自動車側からは、合併は白紙に戻したいとの申し出が入る。里井は、自主独立路線も合併の道も断たれた千代田自動車との取引にはもはや何のメリットもないとして、手を引くべきだと大門に進言した。

そんななか、ニューヨーク行きを決心した壹岐は、交換条件として、ひとつだけやりたい仕事がある、と大門に願い出る。それは、千代田自動車と米自動車産業ビッグ3の一角、フォーク社との提携を実現させたい、というものだった。大門は、それを了承すると、千代田自動車側やメインバンクとの交渉役を自ら買って出て、この件は社内でも極秘扱いにするよう壹岐に命じる。

その夜、壹岐は、娘の直子(多部未華子)にニューヨーク赴任の話を伝える。すると直子も話したいことがあるという。そこで直子は、鮫島辰三(遠藤憲一)の息子・倫敦(石田卓也)と結婚したい、と切り出す。直子と倫敦は、鮫島からも結婚を反対されていた。だが、直子の決心が固いことを知った壹岐は、倫敦との結婚を許す。

壹岐は、業務本部の部下だった兵頭信一良(竹野内豊)、海部要(梶原善)、不破秀作(阿南健治)だけに千代田自動車とフォーク社の提携話を打ち明ける。ほどなく、兵頭は業務本部を離れて石油部長になり、海部はアメリカ近畿商事の副社長として壹岐に同行することになった。壹岐の後任として業務本部長に就任したのは、里井の息がかかった角田保(篠井英介)だった。

渡米した壹岐は、海部やロス支店から呼び寄せた塙四郎(袴田吉彦)らとともに、フォーク社との交渉に向けて動き始めるが…。
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| 不毛地帯 | 18:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP

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不毛地帯 8話

良い奥さんだったのに・・・。
壱岐さんは、唐沢さんの解釈ではヒーロー的な部分があるんだろうけど、実際は非常に自己保身の強い人格ですよね。最後に、谷川さんにだけ「自分が悪い」というのも、彼なら「あなたの使命は仕事で国に尽くすこと」と言ってくれるのを、どっかで分かってるからなんだろうな~。だって、子どもたちをほっぽり出してのアメリカ駐在なんて、子供の幸せを考えてた奥さんが望むのかどうか?ってビミョウでしょ。

一人になって、がらんとした台所でやかんをかけるシーンは、橋部さんらしい脚本でした。

この人の脚本は、非常に単純な言葉で構成されているので、「こんにちは」などの単純な言葉にどんな色をのせるのか、役者のセンスに託している部分が大きいんですね。だから、もうちょっと複雑な色をのせた演技をしてほしい気がします。特に、唐沢さんと小雪さんのパートは、演出も気を配ってほしい。

あ、鮫島が大復活して仕掛けてるのは、とっても嬉しいです、もっとやれ!!


あらすじ(公式から)
資本自由化の波を受け、国内では自動車産業の再編成が行われようとしていた。そんな折、米自動車産業ビッグ3の一角、フォーク社のフォーク二世会長(アレキサンダー・バリ)が突然来日する。その歓迎レセプションを仕切っていたのは東京商事だった。壹岐正(唐沢寿明)は、部下の兵頭信一良(竹野内豊)や海部要(梶原善)らにフォーク会長の来日目的を探らせようとした。だが、東京商事の鮫島辰三(遠藤憲一)に阻まれ、情報を得ることができなかった。

フォーク会長に会うことすらできなかった近畿商事社長の大門一三(原田芳雄)は、副社長の里井達也(岸部一徳)と壹岐に怒りをぶつける。その際、大門は、重要案件だった千代田自動車の経営立て直し問題にも言及した。そこで里井は、業界4位の千代田自動車を同5位の富国自動車を合併させるべく動いていると報告する。それに対して、密かに千代田自動車の自主独立の可能性を探っていた壹岐は、千代田自動車が富国自動車の赤字を抱え込み、株価が下落する可能性が高いこと、両社とも販売面が弱いために合併しても組織の弱点は補えないことを指摘し、里井と衝突する。

壹岐は、フォーク会長の来日目的を探るために、通産大臣に就任した久松清蔵(伊東四朗)を訪ねる。久松は、フォークの来日目的は資本の自由化要求であり、政府としては外資との合弁会社のみ認める方針だと壹岐に告げた。壹岐は、中小の国内自動車メーカーを外資から守るためには合併による企業体質の強化しかない、と考えている久松に、千代田自動車と富国自動車の合併話を切り出した。久松によれば、通産省ではすでに両社を合併させる青写真ができあがっているという。そこで壹岐は、久松の力添えで、両社の合併話を引きのばしてほしい、と頼み込む。

壹岐が帰宅すると、谷川正治(橋爪功)が訪ねて来ていた。谷川は、シベリア長期抑留者の会が機関紙を発行して10年になったのを記念して、湯呑を作ったのだという。壹岐は、その出来栄えに感心しながらも、まだ自分はこの湯呑を使う心境には至っていない、と答えた。谷川は、そんな壹岐の思いを受け止め、11年間家を守ってくれた佳子(和久井映見)にも感謝しなければならないな、と声をかけた。その言葉に、佳子は、最後の帰還船でも帰ってこられなかった抑留者の家族のことを思うと、いまの自分は幸せだと答えた。

その晩、壹岐は、佳子に、来月アメリカに出張することと、大門が筆頭理事を務めている日豪経済委員会のパーティーに一緒に出席するよう伝える。壹岐は、戸惑っている佳子をいたわるように、これからはそういう機会も増えるだろうからいい着物を作ればいい、と言葉をかけた。

別の日、壹岐は、千代田自動車の技術担当常務・小牧(小野武彦)から相談を持ちかけられる。自主独立を主張する小牧ら技術部門は、里井と組んで合併を進める営業部門と対立していた。小牧は、ジャカルタで進めていたトラックの組み立て工場建設計画が合併推進派によって止められてしまったことを壹岐に打ち明け、力を貸してほしいと頼む。そこで壹岐は、ジャカルタ出張の予定があった兵頭に、極秘でトラック工場建設のための情報収集を命じる。
第八話物語
同じころ、毎朝新聞の記者・田原秀雄(阿部サダヲ)は、鮫島から情報を得るために、千代田自動車の経営立て直しをめぐって壹岐と里井が対立しているという情報を流した。

ほどなく、インドネシアの兵頭から連絡が入る。兵頭は、紅子(天海祐希)に連絡をとって彼女の夫・黄乾臣(石橋蓮司)に会い、そのつてでインドネシア陸軍にトラックを売り込める可能性があることを壹岐に報告した。

佳子の着付けを手伝っていた直子(多部未華子)は、ふいに、壹岐がシベリアに抑留されていたころの話を始める。やっと佳子の苦労が報われて、嬉しいのだという。佳子は、そんな直子に、自分の幸せを真剣に考えてほしいと話す。帰宅した誠(斎藤工)は、せっかくだから写真を撮ってあげる、といって、佳子の姿をカメラに収めた。

壹岐夫妻は、日豪経済委員会オーストラリア・ミッションの歓迎パーティーに出席した。大門は、佳子を笑顔で迎えると、その内助の功をほめたたえる。が、大門の妻・藤子(赤座美代子)や里井の妻・勝枝(江波杏子)は、佳子に冷ややかな視線を向けていた。

パーティーの最中、庭園にいた壹岐のもとにやってきた鮫島は、いきなり千代田自動車の話を切り出した。それを聞きつけ、ふたりに近づく里井。そこで鮫島は、壹岐が千代田自動車の件で久松に会ったことや、兵頭にジャカルタでの調査を命じたことなどを話し始める。その話を聞いた里井は、「私に隠れてそんなやり方をしていたのか、君は!」と壹岐を怒鳴りつけた。

大門は、大事な席で内輪もめし、醜態をさらした壹岐と里井を非難した。しかし里井の怒りは収まらない。千代田自動車と富国自動車の合併は、里井が担当している機械部門の決定事項だというのだ。それに対して壹岐は、千代田自動車に関して会社の方針はまだ決定されておらず、経営会議で討議すべきだと主張した。そのやり取りを黙って聞いていた大門は、千代田自動車の件は経営会議で議論してから決めればいい、と告げる。

帰宅した佳子は、谷川からの手紙で、元陸軍将校の竹村勝(中丸新将)が高血圧で入院したことを知る。佳子が病院に連絡を入れると、電話に出たのは秋津千里(小雪)だった。
あくる日、壹岐と佳子は、病院で待ち合わせをして竹村を見舞った。約束の時間より1時間も前に壹岐がやってきたことに驚く佳子。その際、佳子は、千里が婚約したことを竹村から教えられる。
病室を出た後、佳子は、家に電話をしにいく、といってその場を離れた。その間、壹岐と千里は、ロビーのソファーに座って話をしていた。壹岐は、アメリカ出張の際、仕事の参考になるものを買ってきましょうか、と千里に話した。「では、ひとつだけ。メトロポリタン美術館の絵葉書がほしいです。それでお便りを…」と返す千里。電話をかけられずに戻ってきた佳子は、そんなふたりの姿を見つめていた。

帰り道、壹岐は、黙りこんでいる佳子のことを気にして、何か冷たいものでも飲んでいくか、と声をかけた。そんな壹岐に、千里がいることがわかっていたのか、と問いかける佳子。壹岐は、病院に早く着いたのも千里に会ったのも偶然だ、と返す。
壹岐と佳子は、気まずいまま別れた。それでも佳子のことが気になった壹岐は、横断歩道を渡ろうとしていた彼女を呼び止めた。が、佳子が足を止めて振り返った次の瞬間、横断歩道に侵入してきた車が、彼女をはねてしまう。

佳子は、救急車で病院に収容された。が、すでに手遅れの状態だった。知らせを受け、直子と誠が病院に駆け付けた。誠は、壹岐につかみかかり、どうしてこんなことになったのか、と責めた。

事故から1週間後。誠は、下宿生活を送っている仙台に戻る。家を出る前、佳子の遺影を見つめていた誠は、「お母さん、幸せだったのかな?」とポツリとつぶやいた。

工房で作業していた千里は、アメリカ公演から戻った婚約者・丹阿弥泰夫(加藤虎ノ介)に会う。そこで泰夫は、佳子が亡くなったことを千里に告げた。

壹岐は、佳子を失った悲しみから逃れるように、早々に仕事に復帰する。大門は、そんな壹岐に、ニューヨークに赴任し、アメリカ近畿商事の社長をやってみてはどうか、と持ちかけるが…。
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| 不毛地帯 | 18:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP

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不毛地帯 7話

鮫島復活してて嬉しかったな~。
自動車会社の方は、「販売網が問題なら合併もまた良い案なんじゃないの??」って感じなので、あんまり壱岐に同調できないな~。

あいかわらず、上手い脚本で、じわりじわりと汚れが浸食してくる様子が巧みに設定されている。だが、やはりこの脚本と唐沢さんは合っていない感じがする。
壱岐と言う人物は、「暴力的なまでのイノセンス」を象徴した人物として描かれてきているように思う。一本道をまっすぐ行く。泥をかぶることが出来ない。小出を汚いものを見るような目線で見ていたのが壱岐の本質である。
不倫も、数々の切り捨ててきたものへの後ろめたさを、もっと軽い後ろめたい行為にすりかえるという行動である。それは「汚れる」ことを忌避する壱岐が、彼の価値観でぎりぎり許容できる「汚れ」なのである。「後ろめたく思っている」という気持ちも、「私は反省している」と思うことで、彼の純粋さを守る機能を果たしている。彼の賢さなら、そういう自衛行動だと自己分析できないハズはないのであるが、それは本能的に回避しようとする。
壱岐と言う人物は、少年期・青年期は一つの目標に向かって純粋にまっすぐ進み、そこで常にトップを走ってきた人間である。それが、敗戦・シベリアという「負け」を経験する。それをしたのはアメリカである。純粋さの挫折を経て、彼は強い防衛本能を働かせたのである。
彼は、永遠なる子どもである。だからこそ怖く、魅力的な狂気である。

しかし、唐沢さんは上手い役者だが、その上手さが邪魔になっている。彼には生まれついての荒ぶる魂や純粋さというものを演じるのは向かない人だと思われる。柄にあっていないのである。彼は若く見えるが、永遠の30歳である。この壱岐と言う人物の若さはもっと若い10代や20代のものではないかと思う。だからこそ、家族は余計なものである。その一方、実際は中年の壱岐にとっては自分の正当性を周囲に示すものでもある。

この「イノセンス」という問題。最近「池澤夏樹の世界ワンダーランド」という世界文学全集の紹介をするテレビ番組中で、池澤さんが「アメリカ文学というのは”イノセンスをいかにして守るか”ということをテーマにした文学がたくさんある。」という指摘をしてて、そこからの発想である。確かに、ハックルべりイ・フィンやライ麦畑でつかまえてなど、いかにして汚い大人にならずに大人になるのかというのは、アメリカ文学のテーマであったと言えると思う。このことが、頭に残っていて、壱岐と言う人物を考えるときに思い出された。
壱岐と言う人物は、その合理性・強さへの服従など非常にアメリカ的な価値観の持ち主である。古臭い軍人という洋服をまとってはいるものの、アメリカ的な思考をもっているからこそ、古き商習慣に一石を投じた人物として描かれているし、ラッキードを強力に推すという選択も「アメリカ万歳」という色合いをどこかに持っている。その彼が「イノセンス」を堅持しようとする。そこが個人的にすごく興味深い。


あらすじ(公式)
第三次中東戦争の勃発に端を発した商社間の争いは、壹岐正(唐沢寿明)率いる近畿商事業務本部の迅速な情報収集と的確な分析により、同社のひとり勝ちで終わった。だがその結果、近畿商事内では、壹岐の活躍に危機感を募らせた副社長・里井達也(岸部一徳)の一派と業務本部との間の対立を生みだしてしまう。

同じころ、秋津千里(小雪)は、能楽師の丹阿弥泰夫(加藤虎ノ介)と会っていた。そこで泰夫は、丹阿弥流宗家である両親をはじめとする、三親等の係累まで書き記した紙を千里に手渡し、色々な親類がいるが自分は次男坊で煩わしい付き合いは一切しない主義だ、といって彼女にプロポーズする。

昭和42年7月、近畿商事では、年に2度開催される経営全体会議が行われる。その席で壹岐たち業務本部は、重工業化に対応するために繊維部門のさらなる縮小を唱えた。だが、里井を中心とした反業務本部勢力は、繊維部門が社内一の売り上げを上げていることを理由にこの再縮小案に猛反発したため、会議は紛糾する。

その夜、社長の大門一三(原田芳雄)は、里井を連れて料亭を訪れる。そこで里井は、改めて壹岐の提案に反対した。すると大門は、何故もっと大きな立場に立って壹岐を使おうとしないのか、と里井に問いかける。それが近畿商事のナンバー2である里井の立場ではないか、というのだ。その言葉を受け止めた里井は、大門の方針に従うことを誓って頭を下げた。

そのころ、アメリカを始めとする各国政府は、国内産業保護の観点から外国資本の参入を事実上禁止してきた日本政府への批判を高め、中でも特に、自動車産業に対する資本の自由化を求めていた。資本の自由化が実現すれば、持ちこたえられるのはアイチ自動車と日新自動車だけで、近畿商事が輸出代理店となっている業界4位の千代田自動車などはアメリカのビッグ3、フォーク、ユナイテッドモーターズ、グレンスラーらに飲み込まれてしまう可能性が高かった。壹岐は、ビッグ3の上陸こそ、国際企業とのビジネスをつかむチャンスだと考え、兵頭信一良(竹野内豊)や海部要(梶原善)ら業務本部のスタッフに、アメリカ自動車業界に関する情報の収集を命じた。

一方、里井は、大学時代の同窓でもある千代田自動車の営業担当専務・村山(田村亮)に会う。そこで村山は、社運をかけた新車の開発を進めていること、万が一それが失敗に終わったときは、業界5位の富国自動車との合併を考えていることを里井に打ち明ける。

そんな折、壹岐の前に、航空機部時代の元部下で、第2次防FXをめぐる情報漏えい事件で会社を追われた小出宏(松重豊)が現れる。

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| 不毛地帯 | 18:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP

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不毛地帯 6話

今回は鮫島にかぎるね~。車で脇を通って行くときのニヤニヤ笑顔には爆笑しちゃったよ~。
業務本部への反発は、中東情勢での成功で少しは抑えられるのかな~。
でもな~。ファンさんには「短期決戦で終わる」って話したんだっけ??話したけど船を欲しがってたの??あと、記者に「分析は業務本部でやったこと」ってカマ掛けられたのに答えちゃってるじゃん・・・。あの記者、鮫島につながってるのに、リークされてたらどうなったかな~。とか、ちょっと脇が甘い気がするんだよな~。大丈夫なのかな~。
やっぱり「商売」が分かってない感じがするんですよね~。ナンバー2としてはいいかもしれないけど、トップに立てないタイプの人って感じ。

あと、秋津の息子に対する態度もね~。自分が下界でやってるからって、身を削って祈り続けることを批判じみた言葉を吐くのは、やっぱ無神経だよ。
でも、ロープウェーで下ってくるシーンは良かったね。壱岐が奈落の底に落ちていくみたいだった。

千里との恋愛はいるんですかね~。今のところあんまり魅力感じないな~。



あらすじ
壹岐正(唐沢寿明)、兵頭信一良(竹野内豊)ら近畿商事業務本部の面々は、中東情勢の変化を察知し、第三次中東戦争の勃発を予測する。この戦争はイスラエルが1週間から10日以内に勝利し、スエズ運河が長期に渡って封鎖されると分析した業務本部は、船舶部にタンカーを確保するよう指示する。

その一方で、壹岐たちは、紅子(天海祐希)の夫で、インドネシア華僑の実力者でもある黄乾臣(石橋蓮司)から、1万トン級の戦標船5隻を至急手配してほしいと依頼される。壹岐は、近畿商事が東南アジア貿易を展開していく上で、重要な拠点となるインドネシアを押さえるためには黄の力が必要だと船舶部部長の峯(大高洋夫)に訴え、戦標船の手配を急がせようとした。

しかし、業務本部のやり方に反発する峯は、戦標船の手配を拒む。するとそこに、戦標船の件は目途が立ったという黄からの電話が入る。情報を聞きつけた東京商事の鮫島辰三(遠藤憲一)が、黄の出した条件に合う戦標船を手配していたのだ。それを知った壹岐は、副社長の里井達也(岸部一徳)に直訴し、1隻40万ドルを切る戦標船を手配できれば決裁するという約束を取り付ける。兵頭が黄の説得に向かっている間、壹岐は、日東交易の社長・安蒜公一(団時朗)を訪ね、戦標船の手配を依頼する。

そんな中、ついに第三次中東戦争が勃発し…。
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| 不毛地帯 | 18:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP

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不毛地帯 5話

今回はイマイチだったかな~。闘いの予備段階だからしかたないけどね・・・。
いきなり7年後にワープしてて、成果上げて常務昇進!とか言われてもな~。それこそ「作戦だけたてて実行する苦労も知らないで」って気持ちについついなってしまいますよね。

それを、壱岐のほうも感じ取ってはいるんだけど、でも、自分に期待されていること・自分のやりたいこと・自分の能力が生かせることというのは作戦をたてること・・・。

一方、着実に実績を積み重ねてきた東京商事の鮫島には、幅広い人脈と社内の信頼がある。彼にだって車内に対抗派閥があるわけですが、それを勝ち上がってきたという強みがある。
次回の戦いが楽しみですね。

あと、鮫島の息子と娘の交際!!もろに、現代版ロミオとジュリエットですな~。鮫島は余裕な態度でしたが・・・。

紅子はなんだか「女としての好き嫌い」で夫の商売を左右しようとしてるみたいで、なんか魅力がない描かれ方してます。



あらすじ(公式から)
昭和34年12月、壹岐正(唐沢寿明)は、近畿商事社長の大門一三(原田芳雄)に退職願を提出する。第2次防FXでラッキードF104の受注を獲得するにあたり、部下の小出宏(松重豊)が逮捕されるなど、会社に対して迷惑をかけた責任を取ろうとしたのだ。大門は、そんな壹岐の気持ちに理解を示しながらも、軍人が作戦失敗の責任をとって退職願を書かないのと同じように、企業の戦いにおいても安易に退職願を書くことは許されない、と返す。いまやるべきことは、川又伊佐雄(柳葉敏郎)の霊に花をたむけられるような仕事をすることだ、と大門は言うのだ。

退職を思いとどまった壹岐は、大門から鉄鋼部長のポストを与えられる。日本経済の重工業化が進むなか、繊維業が中心で鉄鋼業界とのつながりが弱い近畿商事を強化することが目的だった。
昭和39年3月、壹岐は、鉄鋼に強い大手問屋を傘下に収めることに成功する。大門は、壹岐の提案を受け、会社全体の経営戦略を指示するための部署を設立し、そのすべてを壹岐に任せることにする。

壹岐は、ロンドン支店にいた兵頭信一良(竹野内豊)やニューヨーク支店の海部要(梶原善)、香港支店の不破秀作(阿南健治)らを呼び寄せて業務本部を設立する。壹岐は、2年間で200名を繊維部門から非繊維部門に異動させるといった大規模な人事を行い、鉄鋼部門などの業績を伸ばしていった。
昭和42年4月、業務本部の成果を高く評価した大門は、壹岐を常務取締役に昇進させる。だが、副社長の里井達也(岸部一徳)らは、壹岐のやり方に対して反発を強めていた。

そんな折、壹岐たちは、中東情勢が緊迫しているとの情報をつかむ。第三次中東戦争の勃発を懸念した壹岐は、情報収集に全力を注ぐ。一方、東京商事の取締役輸送機本部長に昇進していた鮫島辰三(遠藤憲一)も、中東情勢の変化を察知し、戦争が起きた場合に備えて動き出していた。 ある晩、壹岐は、秋津千里(小雪)と再会する。千里は、比叡山に籠っている兄・清輝(佐々木蔵之介)のことで壹岐に相談したいことがあるのだという。食事をともにした壹岐と千里は、クラブ『ル・ボア』を訪れた。するとそこに、インドネシア華僑の貿易商・黄乾臣(石橋蓮司)の第二夫人となり、ジャカルタで暮らしていたはずの紅子(天海祐希)が姿を現す。

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≫ EDIT

不毛地帯 4話

いやあ、毎回、よい落ちですね~。一話完結ものでもないのに、一話のなかに起承転結がしっかりある。この「結」のシーンを如何に引き立てるかで作ってある脚本です。
でも、号泣の前に感情をだしてたから、あまり効果的じゃなかったな。徹底的に淡々としておいたほうが劇的だったと思うし、脚本はそれを狙ってるっぽいけど・・・。ちょっと演出との意思疎通がうまくいってないかもしれない。

で、「辞めさせてもらいます」だってよ~。じゃあどうすんだよ??ってことですね。

川又のいう「国防は国に必要だ。だからこそ理解される防衛庁を作りたい」というのは分かるんだよね。でも、人と言うのは能力・力を持っていると「使いたくなる」ものなんですよね。「俺なら救えるのに!」という思いが冷静な判断を妨げることがある。
同じことが、結局は防衛庁の仕事をすることになる壱岐に起こってるんですよね。「何かしなければ」という思いと、「やろうとしていることは正しいのか?」という検証。その検証が、家族の思いやら、汚いことを一緒にする企業の視点やライバルなどから、様々な角度で光を当てられていると思います。

しかし、やっぱ柳葉さんじゃ荷が重かったな~。っていうか、段田さんが凄過ぎるのか・・・対峙シーンで、「そりゃ負けるわ」という迫力の違いを見せつけられた感じだ。



あらすじ(公式)
壹岐正(唐沢寿明)は、防衛庁から近畿商事に流れた機密漏えい事件に関して、警視庁捜査二課から任意での出頭を求められる。壹岐は、防衛庁の第2次防FX(=次期主力戦闘機)の受注をめぐり、部下の小出宏(松重豊)にライバルであるグラント社の価格見積表を入手させた。その機密書類の出所は、川又伊佐雄(柳葉敏郎)の部下である防衛庁の芦田国雄(古田新太)だった。芦田とともに逮捕された小出は、会社側からトカゲの尻尾切りにあったことを知り、悪いのは壹岐だと証言していた。捜査当局も、すでに今回の事件の中心人物は壹岐だと断定していた。

近畿商事東京支社長の里井達也(岸部一徳)に電話を入れた壹岐は、任意出頭を求められたことを報告する。里井は、今回の件はすべて小出が独断でやったもので、近畿商事側には機密書類の類は一切ないと突っぱねるよう念を押す。

壹岐が出頭したという情報は、防衛庁官房長の貝塚道生(段田安則)を通じて、東京商事の鮫島辰三(遠藤憲一)にも伝わっていた。鮫島は、ラッキード社派の政治家が今回の機密漏えい事件をもみ消すのではないかと危惧する。すると貝塚は、検察庁が決定的な物証を得ている以上、捜査の打ち切りはない、と返す。

出頭した壹岐は、機密書類漏えいに関する近畿商事の関与や、小出への指示などを否定する。捜査当局は、小出が隠した複写機の場所や、経済企画庁長官・久松清蔵(伊東四朗)の関与などもつかんでいた。その際、壹岐は、漏えいしたグラント社の価格見積表が、実は川又のものであることを教えられる。それでも壹岐は、最後まで書類の存在を否定し続けたが…。
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